イルのみちびき

イルのみちびき28話〜ラヴェートとストールスティング〜

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黒装束の脅威から街を救ったビルたち。ビルとライデンの活躍により被害は最小限で済んだ。

途中で合流したミリコスの一人”ティア”とイル、レーラ。ティアの圧倒的な強さを前にハウザーをも退けることに成功した。

 

ビルが言う。

ビルー「イル〜!」

ハウザーと黒装束たちが去った後、ビルとティアは地上におりイル、レーラ、ライデンと合流する。

そして、ビルがティアの方をみながらイルに尋ねる。

ビルー「いやー、色々聞きたいことがあるんだけど、イル、まずはこの人誰なんだよ!」

ビルの質問にイルが答える。

イルー「名前はティア。俺と同じミリコスの一人だよ。」

イルが紹介の後にティアが言う。

ティアー「はじめまして。よろしくね、ビル。…そして、ライデン。」

大人びたティアの言葉にビルとライデンは少しどきっとしながら答える。

ビル・ライデンー「は、はじめましてっ!!」

その後、ティアの方をみながらビルが言う。

ビルー「いやー…ほんと一瞬、一瞬だったんだけど…強過ぎじゃないか!?まだ全然本気じゃなかったみたいだし…。俺はてっきり他のミリコスもイルみたいなのかなー?なんて想像してたけど…戦闘力はイルと天地の差じゃねーか!!」

ビルの発言にライデンも頷く。その様子を見てイルが言う。

イルー「弱くて悪かったなっ!だけど、ビルの言う通り俺は戦闘においては最弱だ。ミリコスの中でも一番弱い。他のミリコスはティアみたいな強さの奴ばかりだよ。」

イルの言葉を聞いてライデンは想像しながら言う。

ライデンー「ティアと同じ強さのミリコスが後8人もいるのか…。」

想像すればするほど自分の無力さに絶望するライデンであった。その様子を見てイルが言う。

イルー「ライデン、そんなに落ち込まなくても大丈夫!俺はミリコスで最弱だけど、この能力は周りを活かせる能力だ。次第でティアと対等…いや、それ以上に強くなれるから安心して!」

イルの言葉にティアも続ける。

ティアー「あなたたちはイルが認めた人たち。私たちミリコスはミリコス同士の情報を全て刷り込まれて誕生したのよ。誰がどの能力を持っていて、どんな使い方ができるのか、どんな思いで父テオスがこの能力を私たちに授けたのかも全部わかるの。」

ティアが続ける。

ティアー「そして、イルの持っている”ラヴェート”は父テオスお気に入りの能力。もちろん、私を含めた他のミリコスたちも素晴らしい能力をもらったのだけれど、イルの能力はそれ以上に特別なの。」

ティアがさらに続ける。

ティアー「そして、そんな能力を持ったイルがあなたたちと行動することを選んだ。想像を絶するような困難が待ち受けていることは言うまでもないのだけれど、あなたたちは今では考えられないほどに強くなると思うわよ。期待していてもいいんじゃないかしら。」

今までイルが全く話してこなかったミリコスについての情報やイルがビルとライデンを”選んだ”と言うこと、そしてこれから強くなる未来について落ち込んでいるライデンやティアの力に圧倒されたビルにティアは話した。

話の中でビルがティアに質問をする。

ビルー「…俺はもっと強くなれるんだな!気遣ってくれてありがとな、ティア!…だけど一つだけ、さっきの話の中でティアが言ってた”ラヴェート”ってのはイルの譲り受け取る力の名前のことなのか?」

ビルの質問にティアがイルを見ながら言う。

ティアー「あらイル、ラヴェートって名前を今まで使ってこなかったの?」

ティアの言葉にイルが顔を背けながら答える。

イルー「い、いや俺はその名前気に入っていないんだよ。だから…」

そんなイルにビルが目を輝かせながら言う。

ビルー「なんだよ、ラヴェートって名前、めちゃくちゃかっこいーじゃねーか!こんなかっこいー名前を使わないなんて、お前センスねーな!」

ビルの言葉にイルが怒りながら答える。

イルー「うっさいわ!俺の場合、いくらでも能力を増やせるから1個ずつ名前つけてたらキリがないんだよ!だから、名前がないことにしてたわけ!!」

イルの言葉にビルが言う。

ビルー「それなら使うやつだけ名前つければいーじゃねーかよ?」

ビルの言葉にハッとした様子で言う。

イルー「…確かに。それもそうだね、盲点だった。今度からそうしようかな。」

イルの能力に名前をつけるつけないの話はこれにて幕を閉じたのであった。

 

ビルが話を戻すように言う。

ビルー「ところで話を戻すけどよ、さっきの黒装束の集団はなんで街を襲撃したんだ?」

ビルの質問にイルが答える。

イルー「定かではないが、ロザリオ関連だとすれば俺たちをおびき寄せるための襲撃だったと話がつく。この国に俺たちがついていることはロザリオを追っているのであれば知っているはずだからね。まぁ、ビルとライデンが出てきたのは予想外だったろうけどね。」

イルの話を聞いてビルとライデンが納得する。イルが街を見回しながら続ける。

イルー「それよりもこんなに早く、しかも公の場で攻撃してくるとは思わなかったね。たまたま近くにビルとライデンがいてすぐに対処してくれたからよかったけど、そうでなかったら俺たちのせいでこの街が焼け野原にになるところだったよ。ありがとう。」

イルの”ありがとう”の言葉にティアも頭を下げる。その後、ライデンが言う。

ライデンー「…まだ話すことはあるだろうけど、ひとまず移動しないか?ここでの立ち話もなんだし。」

ライデンの提案に一同は同意する。移動しようとした時、横から声が。

「にーちゃんたち、ちょっと待ってくれ!」

声をかけてきたのは武器屋の店主だった。店主が続ける。

店主ー「只者じゃねーとは思っていたが、にーちゃんたちほんとつえーな。店の中から見ていたが、あれは明らかに人事を超えていた。すげーよ、ほんと。」

その後、店主がビルを見つめながら言う。

店主ー「…だがそこのにーちゃん、武器を見てみろ。今にも折れちまいそうなくらいにボロボロじゃねーか。」

ビルが武器を見る。確かにボロボロだ。

店主ー「そこでだ、この街や俺を助けてくれたお礼として、俺のお気に入りの武器を持って行ってくれ!」

そう言うと店主はビルに武器を渡した。それはララシーウォスの武器だった。店主が続ける。

店主ー「そこのにーちゃんの持ってる剣には劣るが、この国一の武器職人”ファビオ”が作ったララシーウォス”ストールスティング”だ!ララシーウォスとして作ったのに能力がねーと嘆いていたが、ファビオが作った剣だ、必ず何かあると俺は信じている!にーちゃんにならこの剣を使いこなせるはずだ!大切に使ってやってくれ!」

店主から剣を受け取りビルが喜ぶ。そして、ビルが言う。

ビルー「ストールスティング…。こんなに大切そうな剣を俺がもらちまっていいのか?あ、そうだ!お金…」

お金を出そうとしたビルに店主が言う。

店主ー「金はいらねーよ!俺の気持ちだ、受け取ってくれ!」

ビルは店主からストールスティングを受け取った。

 

そして、イルたちは一旦場所を移動する。

そこでイルからビルとライデンにデフェロン王国で起きている問題や祭事”メローン”をカモフラージュに行われようとしている兵器売買のことを話した。

その上で、それぞれの問題を手分けして解決するためにティアと協力関係を築いたことも伝えた。イルが言う。

イルー「…と言うわけなんだ。祭事メローンが行われるまでの2日間は、二手に分かれて行動する。2極化の方はティアを中心にビル、レーラ。密売場所については俺とライデン、ロザリオを合流させて動いていこうと思う。みんな、それでいい?」

イルの提案に一同頷く。一同が同意したことを確認し、イルが続ける。

イルー「よし…!それじゃあ、各々目的を果たしてくれ!」

イルがそう言うと、それぞれ2手に分かれて解散した。

イルのみちびき29話を読む!

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