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自称音楽家ロザリオとデフェロン王国まで行動を共にすることとなったイルたち。
しばらく歩いた後、いつも通りにビルとライデンの特訓を行うため、早めに野宿地を決めた。特訓を始める。
ビルは最近手に入れた”浮遊術”を扱う練習を行なっていた。
ビルー「…。….。……..。あぁあー!!」
まだまだうまく飛べるようにはならない。それでも諦めずに何度も挑戦していた。
一方のライデンは能力を切っ先に集中させ、様々な斬撃を放てるようになる練習をおこなっていた。
ライデンー「…。はっ!」
ライデンはなかなか筋がいい。さすが元軍大将と言ったところだ。
ビルとライデンの特訓を初めて見るロザリオは目を丸くして聞く。
ロザリオー「…人間が扱えるようなこの世のものとは思えない、まるで神の力”…。…き、君たちは何者なんだい〜!?」
ロザリオの問いにイルが答える。
イルー「説明していなかったね。俺は神なんだよ。そして、その神の力をビルとライデンにも与えた。だから彼らも神の力を使えるんだよ。今はその力をうまく使えるようにする特訓をしている最中なんだ。」
イルの言葉に納得したような顔をしてロザリオが言う。
ロザリオー「なんだぁ〜、そう言うことか…。」
ロザリオにしばらく沈黙が走り、その後大きな声で言う。
ロザリオー「…って、ちょっと頭の中で考えたけどはいそうですかとはならなかったよ〜!?イルくんが神?その力をビルくんとライデンくんにも与えた!?…頭の中がごちゃごちゃだよ…。」
ロザリオが続けて言う。
ロザリオー「じゃあ、唯一まともなのはレーラちゃんだけってことか…。」
ロザリオの言葉にレーラが神獣の姿に変身した上で言う。
レーラー「おじさん、私が一番まともじゃないわよ。」
レーラの神獣姿を見たロザリオはびっくりしすぎて気絶してしまう。気絶している姿を見てイルとレーラが驚いた顔で近寄る。
ロザリオが倒れたことにビルとライデンも気づいたが、気絶しているだけということを聞いて特訓を続けた…。
しばらくして特訓が終わり、二人はその日の夕食を探してイルたちのもとを離れた。
ビルとライデンが夕食を狩りに行っている頃、気絶していたロザリオが目を覚ました。
ロザリオー「…うぅ…。」
目を覚ましたロザリオにレーラが声をかける。
レーラー「おじさん、やっと起きたのね。あんなので気絶するなんてほっんとだらしないんだから!」
レーラの言葉にイルが言う。
イルー「まぁまぁ、そう言わないであげて。レーラの姿をあんなに間近で見たら誰でもびっくりするって。」
イルの言葉にレーラのは少しご機嫌斜めな様子だったが、落ち着いた様子で言う。
レーラー「タイミングがよかったわね!これからみんなでご飯を食べるところよ。今、ビルとライデンがご飯を取ってきてくれてるところだからもう少し待っててね。」
レーラの言葉を聞いてロザリオが頷く。
少々の沈黙を経て、ロザリオが言う。
ロザリオー「実は…」
その時、イルとレーラが何かを察知し、ロザリオを引っ張る。ロザリオの頭にめがけて針が飛んできた。
イルたちは周囲を警戒している。敵は一人ではない、気配を完全に消しているところを見るとかなりの手練れだ。
イルがレーラに言う。
イルー「…レーラ!」
イルの言葉を聞いてレーラが答える。
レーラー「わかってる!」
辺りがより一層静まり返る。次の瞬間、ロザリオめがけて忍者のような格好をした黒装束の男が斬りかかってきた。
ロザリオー「…うわぁ…!!!」
イルは超スピードを使い、黒装束の男の男を蹴り飛ばす。黒装束の男は吹っ飛ぶが、そこまで聞いていない様子。イルが言う。
イルー「こいつらはなんなんだ…?レーラ相手はなかなかやるぞ、気を抜くなよ!」
イルの言葉にレーラが反発する。
レーラー「誰に言っているのよ、バカにしないで!」
そう言うとレーラは神獣の姿に変身し、時空を移動。隠れている敵の背後に回り攻撃を繰り出した。
ロザリオはその姿を見て言う。
ロザリオー「…すごい…。」
その時、黒装束をまとめている人間が出てきた。そいつに向かってロザリオが言う。
ロザリオー「…ハウザーっ…!」
どうやらロザリオは相手のことを知っているようだった。ハウザーが話し出す。
ハウザーー「ロザリオ様、また新しい用心棒を雇ったのですか?今回の方達はお強いようですねぇ。しかし、いいんですかぁ?私はあなたの絶望する姿を見られるので久しぶりに力が入ってしまっています。今回は、一旦引きますが、次はどうなるか知りませんよぉ。さらばです、ロザリオ様とお付添のみなさま。」
ハウザーはそう言うとイルたちの前から姿を消した。
イルが言う。
イルー「…なんだったんだ?ロザリオ、あいつのことを知っているのか?」
続けてレーラが言う。
レーラー「私たちのことを用心棒って言っていたわね。…あなた、私たちに隠していることがあるなら言いなさい!」
イルとレーラが問い詰めている間に、ビルとライデンが走って帰ってきた。
ビル・ライデンー「…何かあったのか?」
イルがビルとライデンに説明をする。
イルー「実は、今しがた黒装束の軍団に襲われたんだ。なかなかの手練れだったけど今回は引いたよ。」
イルの言葉にビルが言う。
ビルー「なんだって!?みんな無事でよかった…!」
ライデンが言う。
ライデンー「イル、そいつらに何か心当たりは?…もしかして悪魔関連か?」
ライデンの言葉にイルが答える。
イルー「俺に心当たりはない…が、どうやらロザリオにはあるみたいだね。」
一同はロザリオを見る。ロザリオはびっくりした顔をした後、ゆっくりと話し始めた。

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